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Another OVA 『The Other -因果-』 【感想】






【あらすじ】
アニメ本編では描かれなかった藤岡未咲がメインのオリジナルエピソード。
完全新作のオリジナルアニメーション。






見崎鳴は半身を失った瞬間、
本当の意味で「いないもの」となったのかもしれない…





この作品は本編の回想と序盤のお話で少しだけ名前が登場した
鳴の双子の姉妹である藤岡未咲にスポットを当てた作品です。
性格には鳴&未咲ですね。

視聴前は0話なんていうから過去の世代の現象にまつわる話しかと思ってました。
まぁこれもある意味0話ですよね、本編開始前から本編開始直後くらいまでの時間軸のお話ですし。

本編とは違ってホラー要素はほとんどありません。
鳴&未咲の仲睦まじい関係が描写されている作品です。
本編ではあまり垣間見ることのできなかった等身大の鳴がここにはいます。
ちょっと百合っぽいシーンがあったように思えます。
まぁ作中シーンのほとんどが鳴&未咲なのでそう見えちゃうのもしかたないのかな。

本編で鳴が未咲とどういった関係だったのかはある程度語られてますし、
すでに故人だったことも語られてますので新鮮味は薄いですが
本編の補完作品として楽しむにはちょうどよかったです。

本編では未咲が一番最初の犠牲者だった可能性が示唆されていますが
私は現象関係なくただの病死だったと思います。

序盤の鳴の不可思議な行動の謎がここにはありますので最後に観てみるのもいいかもしれませんよ。
もちろん別段観なくても全然問題ない作品ではあります。
ただこの作品を観るといまさらですが見崎鳴はたしかに存在したんだなぁ、
という再認識につながる部分はあると思います。









総評B+75点




タイトル:Another OVA 『The Other -因果-』

【キャスト】
五十嵐裕美/高森奈津美/etc






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Another 【感想】






【あらすじ】
1998年、春。父の不在や自身の病気療養のため、
母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、
何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。
彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれる。
だがクラスメイトの反応から、彼女は彼には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じる。
そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、
彼はこのクラス、3年3組が直面している現実を知らされるのであった。






人の懐疑心を煽るような緊張感が
作品の魅力を底上げしており、
個人的にはサスペンスホラーの良作だと思います。





呪われた三年三組…
この作品で最初から最後まで描き続けられる呪い。
作品内では「現象」と呼ばれていましたが
この現象が非現実的なうえ非科学的です。

非現実的な部分は現象の始動条件として三年三組内に「死者」がまぎれこみ、
クラスメイト、もしくはそれに連なるものたちが謎の死をとげていくということ。
ようするにクラスの人間が一人増えてるということですな。
しかもこの死者は自分ですらその存在に気がつけないみたいです、
増える死者には共通点があって過去の現象の犠牲者らしいのですが
過去の現象で死んでしまったことすら記憶にないので他のクラスメイトと同様、
今回の「現象」でも苦しめられ恐怖体験をしていくことになります…
自分が死者だとも気づかずにね…
そういうところを変に考えたりしちゃうと何か物悲しくなっちゃいますね、
被害者のつもりが加害者…しかも生きてすらいなかったなんて救いがない。
過去の現象の被害者が意図せずとも今度は加害者になってるというんだからやるせない。

そしてこの現象の非科学的な部分は
現象の都合のいいように人物の環境、記憶が改竄されていることです。
普通いきなり知らないやつが一人増えていたら
普通はみんな誰が増えたか気がつくでしょうがそれも無理なのです。
「もう一人」が増えてることはわかるがそれが誰だかわからない…
現象の作用としてそういうふうに出来ているのです。
それらを現象による記憶、環境の改竄と言う訳です。

まぁ現象の設定が結構ガチガチにつくられていたのでご都合主義っぽさは感じました。
こっちが矛盾点を感じても現象の作用で済まされてしまうわけですからね。
でも視聴者の恐怖心を煽るにはいい設定のように思えます。

あくまで私の偏見によるものですが一般的に「呪い」だなんだっていう設定は
上記で説明した非現実的な部分だけ作品に活かされると思うんです。
少なくとも私は非科学的な記憶の改竄という設定に少なからずとも違和感をおぼえました。
なんというか「呪い」の範疇じゃないような気がしたんです。
個人的に「呪い」の類に誰かの意思などは存在しないと勝手ながら解釈してるんですが
記憶の改竄というファクターが出てくるとそこらへんの解釈が自分の中で曖昧になってしまいましたね。
たしか作中でも千曳先生がこの現象に誰かの意思などは存在しないというようなことを
言っていた気がしますが…
つまりは謎の多い呪い、
いや呪いなのかすらわからないということで「現象」と呼んでいたのかもしれませんね。

この作品を面白いと感じたのは中盤からで正直序盤は少し退屈というか
主人公の行動が理解できませんでした。
なんか意外と行動力があって好奇心旺盛なのか色々と自分で調べ始めるんですよ。
それが自分的には違和感というか普通だったら空気読んでなんとなく
「きっと自分のしてることはまずいことなんだな」と察しがつくものだと思います。
でも主人公はそういうのまったく無視して行動しますからねw
クラスメイトが死んでも他の人間ほど動じてる描写もなかったし妙に冷静なのが気になりました。
鳴はキャラ的に動じなくても違和感ないんですけど主人公はどうなんでしょうね。

中盤以降は色々と物語に動きがあって面白かったです。
作画も安定していましたし個人的には音響まわりが優秀でしたね。
BGMだったりSEというのが作品の雰囲気を彩ってくれてます。
特にBGMはホラー作品の雰囲気を演出するうえで非常に重要な役割を担っていたと思います。

ホラー作品ということで気になってはいたんですけど
萌え絵っぽいのがどうしてもホラーに結びつかず今まで観ていませんでしたが
観始めてしまうと全然気にならなくなりましたね。

この作品では人が死にますがその死に様が妙に迫力あります。
一歩間違えたらお笑いになっちゃいそうなくらいスレスレな部分で勝負してますよ。
リアリティという意味では微妙ですがホラー作品の過激演出という意味では見応えがありました。

個人的にふと思ったのが死んだ人間は本当に現象によるものなのか?ということです。
もちろん実際に現象というものが発生してるんですし現象のせいで死んだ人もいるのかもしれません。
でもこの作品では人が死ぬたびに現象のせいという解釈がなされていますが
冷静に考えてみると誰だって現象関係なく死んでしまうこともあるわけで
たんなる事故死だった人物も少なからず存在するのではないでしょうか。
ただの事故なのか現象によるものなのかすらわからないまま
「現象」によるものと断定しはじめたときから
彼らの心は壊れていったのだと思います。
その結果が終盤の展開ではないでしょうか。

上記で現象のガチガチの設定にご都合主義を感じたといいましたが
それ以上に気になったのが鳴の左目です。
あれは正直ずるいと思いました。
今までの先輩たちは過去の現象にあらがう術すらないまま乗り越えてきたというのに
鳴の左目はずるいよw
ああいうのなしで「もう一人」にたどりついてほしかったなぁ。

終盤の展開は賛否両論ありそうですね。
こういった作品にありがちなのが結局は人間が一番怖いという方向にいくことです。
それはそれでいいとは思いますが違うアプローチのしかたも観てみたかったかな。
個人的には終盤の展開ふくめ楽しませてもらいましたけどね!

でもあれですね。今回は主人公たちの代が乗り越えたというだけで
毎年現象はおきる可能性があるんですよね…
現象そのものがなくなる時はくるのでしょうか…
次の年に主人公たちの代の犠牲者が「もう一人」としてそこにいたら切ない…

ホラー作品をあまり観ないんですがそのせいか結構ドキドキした部分もあって面白かったです。
全12話という尺もよかったと思います。
長かったら絶対ダレてました。
全12話ですが特に短いとも思わず12話のなかでも要点は凝縮されてます。
続編や外伝みたいなのをやってくれると嬉しいな。
26年前の現象の発端になる事件とか25年前の一回目の現象世代や
15年前の世代の話とか観てみたいです。









総評A80点




タイトル:Another

【主題歌】
OP ALI PROJECT『凶夢伝染』
ED Annabel『anamnesis』

【キャスト】
阿部敦/高森奈津美/米澤円/前野智昭/山本和臣/市来光弘/野中藍/三戸耕三
宮牧美沙代/平田広明/榊原奈緒子/有馬瑞香/矢田耕司/喜多川拓郎/原田ひとみ/定岡小百合/吉田聖子
岡哲也/井上まひろ/高橋伸也/高橋里枝/etc






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[ 2014/06/13 19:24 ] アニメ ア行 A Another | TB(0) | CM(0)

AKIRA 【感想】






【あらすじ】
1988年7月、東京で核爆発が発生、第3次世界大戦が勃発した。
2019年、ネオ東京では軍の指揮下で新兵器・超能力の研究が進められていた。
キヨコ(25号)、タカシ(26号)、マサル(27号)ら永久幼年者はエスパーの実験体で、
もう一人のアキラと呼ばれる28号は超能力があまりに強大で
コントロールできないためカプセルの中で眠らされていた。
職業訓練校生の鉄雄は友人の金田らとバイクで走っていたところタカシと遭遇。
避けようとしたが、転倒して重傷を負ってしまう。そして鉄雄はタカシと共に軍に連れ去られ、
エスパーとしての訓練を受けた。やがて鉄雄は恐るべきパワーを身につけ、周囲を破壊していく。
自分にも軍にもコントロールできないのだ。その力はアキラにも匹敵し、
またアキラを目醒めさせる危険も出てきた。金田はゲリラのケイと手結んで鉄雄を止めようとするが、
どうにもならなかった。軍の施設を抜け出し、アキラの眠るオリンピック会場建設場へ進む鉄雄を、
軍やゲリラ、金田らが追う。鉄雄はついにアキラのカプセルを壊すが、
アキラの正体はバラバラに保管された脳神経だった。キヨコ、タカシ、マサルは
3人の力を合せてアキラを甦らせ、鉄雄を全く別の宇宙へと連れ去るのだった。






はじめて観ましたけど衝撃を受けました…
最初から最後まで食い入るように観た作品は久々です!





1988年制作って僕が生まれた年につくられたというのが信じられません。
視聴前は古い作品だしそこまで期待してなかったんですけど凄く面白かったです。
ブルーレイ版を視聴したからか古臭さをあまり感じなかったんですよね。
いまから視聴する方にはブルーレイ版をオススメします、
迫力ありますし綺麗ですよ。

このAKIRAという作品は超能力というのを一つのテーマとしてあつかっているのですが
その超能力シーンがえらい迫力で絶望感がやばいです。
最近の異能バトルアニメだと炎や風などが王道になりつつありますが
シンプルイズベストにまさるものはありません!
AKIRAでつかわれる超能力は単純な「破壊」するという概念を地でいっています。
いたってシンプルでただ壊したりするだけなんですよ、
しかしその迫力は炎や風といった描写では到底追いつけないような凄まじさがありました。
すべてが力でねじ伏せられる絶望感といったらありませんよ…

序盤から中盤は鉄雄の覚醒に至る経緯を描写し中盤以降は金田と鉄雄の対立、
というよりは鉄雄VS人類(金田ふくむ)という構図が成り立っていました。

金田は不良グループのリーダーで
同じ養護施設で育った気の合う仲間たちとともに日々を過ごしています。
鉄雄はそんな金田を疎ましく感じてるような劣等感まるだしのキャラですね。
そんな鉄雄が並外れた超能力を手に入れてしまい大暴れするようなお話です。

金田は鉄雄と憎まれ口をたたきあいながらも
なんだかんだいって鉄雄を気にかけてるような根っからのリーダー気質なんですよ。
鉄雄は金田のそういった一種の余裕ともいえる行動が気にいらなかったようです。

鉄雄は超能力を手にして金田を超えたような口ぶりや態度でしたが
結局最後まで金田には追いつけなかったね…
鉄雄が金田のバイクに興味持ってたのも、
金田にあって鉄雄にないものがバイクだと思っていたからじゃないかな?
だから超能力を手にした鉄雄はもうバイクはいいや、というような事を言ったんだと思います。
なぜなら鉄雄は超能力という金田にないものを手にしたんですから。

金田がリーダーである所以…
助けを求める仲間を金田は見捨てません、
気にかけていた鉄雄が親友の山形を殺したとき彼は鉄雄を殺す決意をしました…
しかし暴走した力に飲み込まれそうになった鉄雄が最後の最後で「金田…助けて」と口にするのです。
金田はそれまで殺し合いをしてた相手を
まるで「言うのがおせぇよ!!」とでも言わんばかりの面持ちで助けようとしました。
どこまで言っても金田はリーダーなんですよね。
誰しもが怯えた鉄雄を前に憎まれ口をたたけるのは彼だけです。
鉄雄は金田を超えたかったんじゃなくて金田のようになりたかったのかもしれない…

鉄雄のような能力者は大人たちに管理され実験を繰り返されてきたらしいけど、
こういった作品に登場する大人って大抵無能でイヤになるよねw
どうしてあつかいきれない力を管理しようとするのかなぁ、
そういった大人の傲慢が今回の事件の引き金になっていることがちゃんとわかってるのだろうか。
そんな大人の尻拭いをするのも最終的には子供でした…
どこに子供にケツふかせる大人がいやがるんでい!介護でもされてるんか。

とにかくこの作品は物語に終始動きがあって目が離せません、
二時間という尺の使い方も上手でしたし後半失速なんてこともありませんでした。
むしろ後半から怒涛の山場が用意されてるくらいです。

誰の中にもAKIRAくんはいる…
AKIRAって結局なんだったのかなぁ。
人だったはずのAKIRAは気がついてみれば「可能性」のような抽象的な存在になっていました、
AKIRAは誰の中にも存在するとか言われたらそういった表現になっちゃうよね。

この作品の魅力の一つとして金田が一人の人間として、
人間をやめた鉄雄に戦いを挑むというのがあります。
不自然に金田まで能力に目覚めなくてよかったですね、
そんなことされたら興ざめだもん。
終盤でケイという女性が能力に突如目覚め鉄雄と戦っていましたが
やっぱり誰の中にもAKIRAは存在するというのは
誰しも力を使える「可能性」があるということだったりするのかな。
可能性=AKIRAでそういった目覚めが他の人よりも少し早かったのがケイ?
そこらへんは不明瞭であやふやですから各々で妄想するしかないですね。

しかし迫力満点の映像美だったなぁ。
AKIRAが大作なのはわかりますが1988年の作品ですし
現在のTVアニメでもAKIRAレベルの迫力は普通にあって当然だったはず。
というかあの時代の人たちは普通にあるものだと信じていたんじゃないかな…
ところがどっこいほとんどの作品がAKIRAの迫力に遠く及んでいませんからね、
昔は難しかったことが今は簡単にできちゃうのが未来だと思ってたのに
昔難しかったことは今も難しいのが現状なのです。
というより現在のアニメはデジタルに移行してしまったので
セルアニメで制作されたAKIRAのような迫力を再現するのは本当に難しいかもしれません。
もちろんデジタルはデジタルで楽しんでいますがデジタルもセルも一長一短なのが悔やまれる。
デジタルは綺麗だけどセル画にあった温もりが欠けてるように感じるのは年をとったからなのか…
あっでも可愛い女の子が登場するのはデジタルがいいなぁ…めぞん一刻は至高だけどさ!

それはそうと金田と鉄雄の開戦前のやりとりが印象に残ってます。

鉄雄が散々大暴れしまわりは瓦礫の山。
そこに金田があらわれて…

金田「どうしたよぉ、揉め事かぁ?」

鉄雄「ああ、でも、もう済んだんだ。もう少し早けりゃ見れたのにな」

金田「オレはまた心配しちまったぜぇ?またベソかいて泣いてんじゃねえかと思ってよ?」

鉄雄「金田、おめえが目障りだったんだよぉ、ガキのころから何をするのもお前が指図しやがる、
いつも子供あつかいだ…どこにでも出てきてボス面しやがる!」

金田「おめえもボスになったんだろぉ?この瓦礫の山でよぉ」

鉄雄「ッ…かねだああああああ!!」

金田「『さん』を付けろよデコ助野郎!!!」

鉄雄「しねええええええええ!!!」


すれ違ってばかりの二人だったけど
鉄雄の執着が「オレだって金田の事を助けてやりたいのに…」
というような想いからきてたとしたら切ないよね。
本当のところはもう誰にもわからないけどさ。









総評A+85点




タイトル:AKIRA

【キャスト】
岩田光央/佐々木望/小山茉美/石田太郎/鈴木瑞穂/玄田哲章/神藤一弘/中村龍彦
伊藤福恵/淵崎有里子/大倉正章/草尾毅/大竹宏/北村弘一/池水通洋/荒川太郎
岸野幸正/平野正人/田中和実/秋元羊介/etc






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うる星やつら 完結篇 【感想】






【あらすじ】
ある日、ラムは黒い服を着た老人に「お前を嫁にする」と言われる悪夢にうなされる。
サクラの占い水晶玉もラムが闇に捕らわれ、
地球も闇に包まれるという不吉な映像を映し出していた。
一方ラムの故郷で、コールドスリープで何十年も放置されていた祖父が見つかり、
『闇の世界』(ちなみに彼らの言うこちら側の宇宙は『光の世界』という設定)
に住むウパという者と「将来女の子が生まれた場合、
必ず嫁に貰う」という約束をしていたことが発覚。
後日、友引高校にウパの孫、ルパという白髪で色黒い肌の青年が空飛ぶ黒ブタに乗って現れ、
ラムの超能力を封じ、ルパが住む闇の世界へとさらって行ってしまう。

諸星あたるや弁天達はラムを救いに闇の世界へ向かい、
ラムとルパの挙式を阻止するために、闇の世界の少女カルラと共に妨害に入った。
カルラはルパの幼馴染でルパに思いを寄せていたが、
ルパはカルラのかねてからの強引なアプローチに辟易していたのだった。
しかし、ラムとあたるはルパ達の工作と互いの勘違いにより仲違いしてしまう。
あたるに愛想を尽かしたラムは闇の世界に残り、あたるはさっさと地球に帰って来た。
ところがランが闇の世界から持って来たキノコを食べようと、
その日の諸星家の夕食の鍋に入れたとたん、
巨大化して街中に大繁殖、地球を埋め尽くしてしまう勢いで増え続けた。

ラムは地球のキノコ駆除と引き換えに、あたると再び「鬼ごっこ」をすることに。
あたるがラムの角を掴むか、或いはラムに一言「好きだ」と言えば決着が付き、
期限までにあたるが遂行出来なければ、
地球の住人はラムとその一行の記憶を全て失ってしまうのである。
だが、あたるは頑なにその一言を言おうとせず、ただひたすらラムの角を巡り追い続ける。
空を飛べるラムに対し、地球人のあたるは劣勢の立場。
そんな中、弁天がうっかり記憶喪失装置のスイッチを押してしまう。
のらりくらりと空を飛ぶ「ふざけた顔」の記憶喪失装置を止めるため、
面堂達は奮起するが、まるで歯が立たずじまい。
そして、ついに全ての記憶を失う最終日の夕暮れにあたるは倒れた。
あたるは、ずっと手に握り締めていたラムの抜けた角をこぼした。
それを見たラムは「好きだ」の言葉無しで、あたるの愛を心で感じた。
二人は抱き合い、ラムはあたるに角を握らせ、記憶喪失装置はようやく止まった。
ルパとカルラも和解し、巨大キノコは無事地球上から駆除された。
こうして、第一話から続いた「鬼ごっこ」に終止符は打たれる。






あたるとラム…
二人にしか理解できない意地がある。
うる星やつら 完結篇!





この話は劇場版にして唯一原作にそった作品らしいです。
原作の最終章を映画化したんだってね。

序盤から中盤はラムと許婚のお話です。
序盤でラムの許婚が登場するんだけど闇の国の人間というわりには
地球で言うところの地方訛りがすごい男でしたw
訛りってすごいわ…イケメンでも訛ってるとたいしたことないように思えてくる。
というより何か可愛かったね、それもある意味訛りの力なのかもしれません。

許婚がラムを連れ去ってしまうのであたる達はラムを助けるため宇宙に飛び立つのですが
全体的にギャグテイストは薄味です、ちゃんと原作に忠実にしてるからかな?
いつもの劇場版だったらもうちょいあたるのおふざけがあった気がしますけど
今回のあたるは結構真剣モードです。
ラムを助けに来たのはいいけどちょっとした誤解であたるとラムは険悪になってしまい、
ラムは許婚のルパのところに残るといいだします。

最初はラムが許婚に取られてしまう?という進行の仕方でしたが
途中からあたるとラムの意地の張り合いになってましたね、
そこがこの作品の肝であり面白いところでした。
ぶっちゃけ許婚とか蚊帳の外になってるんですよ、
あたるとラムの意地の張り合いである意味これは完全に二人だけの世界というやつです。

ラムを連れ戻す道中で出会ったカルラという女性。
彼女はルパの幼馴染で彼のことが大好きみたいですが
当のルパは興味なし…でもないみたいですw
口ではラムと結婚するとか言ってるくせにカルラのことを気にかける描写が目立ちました。
ルパ×カルラ、あたる×ラム。
この二組は似たもの同士という印象を受けましたな。
アプローチをかけてるのはやはり女性のほうで
男のほうはその気持ちをごまかしてるという感じ。

あたるもラム同様カルラと結婚してやる、というような暴挙にでて
カルラを地球に連れてくるのですが、
このカルラが巨大キノコを地球で繁殖させてしまい地球存亡の危機に陥りますw
いきなりの急展開ですよ、許婚どうこうどころじゃないw
そのキノコを駆除できるのはルパだけなんですが素直にお願いできるあたるとカルラじゃありませんでした…

そこで向こう側が提案してきた条件がひとつ…
あたるがラムと鬼ごっこをして角をつかむ、もしくは「好きだ」と言う、という条件です。
期限は10日間。
あたるとラムが出会ったときにも鬼ごっこで勝負したみたいですが
鬼ごっこで始まり鬼ごっこで幕を閉じるんですねぇ。
好きと口にするなど他の人から見れば簡単なことかもしれませんが
あの諸星あたるですからねw
しかもあたるが達成できなければラムなどの記憶がすべての人間から消え去るという徹底ぶり。

時々思うのですが諸星あたるという男はやることなすこと全て適当にみえて
実はその逆なんじゃなかろうか、やることなすこと全て本気。
今回の一件にしたって地球の存亡にラムの記憶まで失ってしまうというにも関わらず、
好きとは意地でも口にしようとはしませんでした。
こんなことは適当な男には出来ませんよ。
諸星あたるは常に全力全開の気持ちいい男だったのかもな。

この通り終盤ではあたるとラムの二人だけの世界になってしまい、
許婚云々は蚊帳の外です、といってもルパもちゃっかりカルラに求婚してうまくいってるんですけどねw
あたるとラムに焦点が当たってるかわりにサブキャラの印象が今までの作品と比べて弱く感じました。
今までの劇場版だったら人気のあるサブキャラとかの出番を結構とっていたと思うんですけど
原作に忠実なこの作品はそういったこともなかったです。
メガネとか必要最低限の登場しかしませんでしたし。

終盤の鬼ごっこは面白かったのですが欲を言えばもうちょい長尺でじっくり楽しみたかったです。
たしかラスト20分くらいで鬼ごっこがスタートするので余韻に浸る暇なくEDにいっちゃうんですよ。
原作読んでないのでわかりませんがそういうところもふくめて忠実だったのかなぁ。
だとしたらページ数の限られてる原作再現の弊害に感じます、
あくまで映画なんだから追加シーンとかもありだと思いますがね。
鬼ごっこまでの過程も、もっと二人の仲を険悪にしてもよかったかな、
そのほうが空気もピリっとするし、関係が元通りになったときの感動もひとしおです。
そこの塩梅は難しいですよね、やりすぎない程度にもっと険悪にしてほしかったんですよ。

どうでもいいですがルパが従えてる黒豚の軍勢が
らんま1/2の良牙にしかみえないw
デザインはここからそのまま拝借したのかな?

作画は初期のころと比べると格段に進歩してますが、
綺麗になったぶん味が失われた気もしますね。
表情がのっぺりしていてキャラが活きていないような印象。
ビューティフルドリーマーのころの作画が好きでした。

自分はビューティフルドリーマーのような遊び心のある、うる星やつらのほうが好きですが
これはこれで面白いと思います、たぶん原作やTVアニメと合わせて楽しむ作品なんでしょうね。
私は劇場版しか観た事ないので…




総評B+79点




タイトル:うる星やつら 完結篇

【主題歌】
麻田華子『好き・嫌い』

【キャスト】
古川登志夫/平野文/神谷明/島津冴子/杉山佳寿子/永井一郎/鷲尾真知子/千葉繁
村山明/野村信次/二又一成/緒方賢一/佐久間なつみ/沢りつお/山田礼子/井上瑤
鈴置洋孝/田中真弓/安西正弘/池水通洋/佐久間 夏生/西村知道/西村朋紘/塩沢兼人
北村弘一/小原乃梨子/三田ゆう子/玄田哲章/小宮和枝/etc






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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 【感想】






【あらすじ】
廃墟と化した友引町と荒廃した友引高校。
ラム達は、池と化した運動場で、ウォーターバイクに乗り水遊びに興じ、
面堂終太郎はレオパルト1戦車で、友引町を探索をしている。そして諸星あたるは池辺で呆けていた。
友引高校に何が起きてしまったか?






ループものの成功例。
押井守監督による、うる星やつらの異色作!





学園祭の準備に追われるいつもの面々ですがいつまでたっても学園祭はやってこない…
学校に泊り込んで連日連夜作業しても学園祭はやってこない…
繰り返される学園祭前日…
はたして皆がすごしてる今日は本当に昨日を過ごしてからの今日なのだろうか?

このいつものうる星やつららしくないオカルト的な要素が斬新で面白かったです。
前作ではあまり出番のなかったさくら先生も事態の謎にいちはやく気づいて終始奮闘してました。

事の発端は担任の温泉が今日という日に疑問をもったことにあるんですよね、
序盤でループ世界から退場させられましたが彼がいなかったら一生抜け出せなかったかもしれません。
この作品で重要なのは温泉が最初やってくれたようにループした一日でも
前のループとは違った行動を起こすことです、そうすれば小さいけど何かしらの相違点が生まれてくるんですよね。

いつものドタバタ劇を維持しながらループした日常の緊迫感というのもうまくでており見応えがあります。
ループという疑念が温泉からさくらに伝わり、さくらから面堂に伝わり面堂からあたるたちに伝わります。
ループ世界では一人で抱えてても仕方ないですよ、まわりもまきこんだほうが絶対にいいって。

主要メンバーは最初のほうでこの世界がループしてるということに気づくんですよね、
そして中盤からはその世界からの脱出が主軸になっていきます。
だらだらループが続かなかったのは好印象。
ループしてるあたるたちからそれに気づき脱出を試みるあたるたち…
あたるたちのポジションが二転三転するので飽きません。

町から出れないのでメンバーは諸星家で寝泊りするのですが
修学旅行みたいで楽しそうでしたなw
ループしてる緊迫感とこういったドタバタ劇の塩梅はちょうどよかったです。

空から見た町は空飛ぶカメの上にありましたw
諸星家を中心に丸く抜き取られていたんですよね。
これはかなり絶望的な事実ですよ…
そんな閉鎖的な空間じゃ対応策も限られてくるし
それ以前に他の町は?となりますもんね。
しかも行方不明だったチェリーと温泉がカメの上で大きな石像として発見されました。
謎が謎をよぶ怪奇現象の数々…

それからどれほどの月日が経過したのか知りませんが
あたるたちはループした世界でも楽しく過ごしてましたねw
急激に荒廃していった町でたくましく生きてました。
オカルト的内容から一気にサバイバル展開になって本当に二転三転する物語だったなぁ。
メガネも後ろ髪が伸びて冒険家のような身なりでした。
キャラの身なりが変わってたりすると時間の経過というのを感じさせられます。

ここまでくるとループという印象じゃありませんでした。
だってメガネの後ろ髪にしたって町の荒廃にしたって時間の経過で変わりはじめましたから。
作中でもメガネが言っていましたが世界が開き直ったという感じでしたね。
この世界の秘密を知ったお前らを欺いたって仕方ないだろ?と言われてるような感じ。
あたるたちがループに気づいてるとはいえ何も変わりはしないのです。
ループしてるのはこの世界そのものなんですから。

そういった楽しい日常を謳歌していたメンバーですがとうとう世界に動きがあるのです…
突如として姿を消したしのぶと竜ちゃん…
今まで楽しくやってきていたのに急に消えてしまいました…というより消されたといったほうが正しいか。

諸星家を中心に抜き取られた町…
諸星家にだけ供給される電気、ガス、水道、請求書は一切なし…
最寄のコンビニにある食料のストック…なぜかストックは無限大…

まるで諸星家を中心につくられた世界になっています。
考えようによってはまるで夢のような世界ですよね。
生きていくうえでは一切の不都合がないように思える。

世界の理を無視しまくりのこの世界はまるで夢のようです。
そう、夢です…メンバーも薄々感じつつ決して口にしなかったその答え…
これは誰かが見てる夢の中なんじゃないか?
ループしてるだけならまだしも夢の中ときました。
あまりにも突拍子もなくバカバカしい答えですが
このふざけた世界を一言で説明するなら「夢」というのが一番簡潔でしっくりくるのもまた事実。

誰が見てる夢なのか?というのも簡単な話で
諸星家に都合のいい世界ですがあたるの望むハーレムではない、
あたるがちょっかいをだすしのぶ&竜ちゃんの失踪。
これはラムが見てる夢以外に考えられませんよ。
この世界はラムの「ずっと皆と一緒にいたい」という理想を具現化した夢の世界だったんです。
現にラムは面堂の「この世界をどう思うか?」という問いに対して「楽しい」と答えています。
面堂もあたると一緒にいるとバカにしか思えませんがやはり常識人ですよね。
まっさきにラムの夢なんじゃないかと疑いを持ったのが面堂でした。
さくら先生と面堂が独自に調査を重ねた結果ですね!
ただ夢という仮説については調べるまでもなく他のメンバーも薄々気づいていたというのが笑えますw

このラムの夢を具現化してあげた諸悪の根源が夢邪鬼という化物なんですが
本人は良いことをしてるつもりでしたね。
ラムの純粋な夢を叶えることに全力になっていました。
まるでラムのためにやってるようなことを言っていましたが
夢邪鬼には純粋な夢を叶えてあげたいという夢があったので
しょせんは自分のためだったんですよ、自分自身が叶えてあげたい人の夢を叶えたというエゴにすぎません。

終盤ではあたるの無鉄砲さにしてやられたので
夢邪鬼の狙いはラムそっちのけであたるになっていますw

そもそも「ずっとみんな一緒」という夢ですが
そんなものは夢邪鬼に叶えてもらうまでもなく必然とそうなるでしょう。
この面々がバラバラになるところなんて想像できませんよ。

ラムから始まりあたるで終わるこの構成は素晴らしいですね。
押井守監督のテイストが良いふうに作用してるんじゃないかな。
うる星やつらっぽくないかもしれませんがそのミスマッチさが面白いです。
キャラが活き活きとしていて、いつもに増して個性に磨きがかかっていました。

ループというのが切欠にすぎなかったのも良かった。
そこから展開して広がりを見せる物語は飽きませんし見応えがあります。
劇場版特有のオリジナルキャラというのも夢邪鬼をのぞけば登場せず、
終始いつもの面々だけで展開していきました、
そのおかげでうる星やつらファミリーのやりとりを贅沢に堪能できる作品に仕上がってるんですよね。
キャラの個性に磨きがかかってるように思えたのもその部分が大きいかもしれません。

一つの作品として単純に面白かったです。
シリーズの中では異色作かもしれませんが私は好きですよ。









総評A82点




タイトル:うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

【主題歌】
松谷祐子『愛はブーメラン』

【キャスト】
古川登志夫/平野文/神谷明/島津冴子/杉山佳寿子/田中真弓/永井一郎/鷲尾真知子
千葉繁/村山明/野村信次/二又一成/緒方賢一/佐久間なつみ/池水通洋/安西正弘/西村知道
藤岡琢也/島本須美/etc






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