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人狼 JIN-ROH 【感想】






【あらすじ】
「あの決定的な敗戦から十数年」--第二次世界大戦の戦敗国・日本。
戦勝国ドイツによる占領統治下の混迷からようやく抜け出し、
国際社会への復帰のために強行された経済政策は、失業者と凶悪犯罪の増加、
またセクトと呼ばれる過激派集団の形成を促していた。
そして本来それらに対応するはずの自治体警察の能力を超えた武装闘争が、
深刻な社会問題と化していた。政府は、国家警察への昇格を目論む自治警を牽制し、
同時に自衛隊の治安出動を回避するため、高い戦闘力を持つ警察機関として「首都圏治安警察機構」
通称「首都警」を組織した。

そんな情勢下での東京。街頭では学生らのデモが行われており、警視庁の機動隊がこれと対峙している。
共同警備という名目で出動した首都警の部隊は、後方配置に甘んじていた。
また、首都警の戦闘部隊である「特機隊」の副長の半田は
デモ隊にセクトの人間が紛れ込んでいることを察していながら、
「この場の指揮権は自治警にある」と傍観を続けていた。一方セクトの面々は、
このデモに乗じて機動隊を攻撃しようと、地下水路を活用し、火炎瓶などの物資を輸送。
セクトが「赤ずきん」と呼ぶ物資運搬係を務める阿川七生は、
鞄に偽装した投擲爆弾を人ごみに紛れ実行役に渡した。
野次馬とデモ隊に紛れた実行役はデモの前線に走り出ると、投擲爆弾を機動隊に向けて投げつけた。
大きな炎と爆音に包まれる街路。機動隊員は吹き飛ばされ、
木の葉のように宙を舞う盾。出動服に火がつく者、目を負傷し視力が奪われるものなど、負傷者が続出。
ついに機動隊の指揮官は全員検挙の号令を出し、機動隊はデモ隊に突入する。

地上の混乱をよそに、地下水路ではセクトのメンバーが移動していた。
しかし、その前に特機隊が立ちふさがる。無表情なマスクと鎧のような装甲服を身に纏い、
汎用機関銃(MG42)を構えた異様な姿の特機隊員たち。特機隊は武器を捨て投降するよう指示するが、
セクトのメンバーは半狂乱の様相で特機隊にサブマシンガンを乱射し始める。
これに特機隊も直ちに応戦。セクト側は蜂の巣にされてしまう。

この音を、阿川は地下水路の別の場所で聞いていた。
特機隊によって仲間がやられたことを悟って逃走を試みるが、
彼女も間もなく特機隊に包囲されてしまう。包囲した隊員の一人、伏一貴巡査は投降を呼びかけるが、
少女は投擲爆弾での自爆を試みる。「なぜだ」伏は戸惑いのあまり、
仲間からの射撃指示も耳に入らない。阿川は意を決し、信管を作動させる紐を引き抜いた。
伏を庇って覆いかぶさる仲間の特機隊員。間髪入れず、地下水道は爆音に包まれた。
この爆発の影響で地上は停電に見舞われ、機動隊と対立していたデモ隊はその闇に乗じて逃走してしまう。

数日後、首都警幹部らが今後の対応策について話し合っていた。
元々特機隊の攻撃的姿勢が世論に指弾されていた上に、
爆発による停電で機動隊がデモ隊の検挙に失敗しており、警視庁からの批判がより強くなっていたのだ。
警視庁と首都警の縄張り問題で思うように動けないことに不満を持っていた特機隊長・巽は、
自治警との共同警備体制を破棄するよう主張する。だが警備部長の安仁屋や、
警視庁と独自のパイプを持ちつつある思惑を内に隠している公安部長の室戸は慎重論を唱える。
結局、適切な行動を取らなかった伏に何らかの処分を下すことのみ決定し、話し合いは終了した。
後日、査問会にて責任を問われた伏は、首都警特機隊養成学校での再訓練を命じられる。

伏は養成学校の同期で友人でもある公安部の辺見に頼み、自爆した少女のことを調べてもらった。
辺見に教えられた、阿川の遺骨が納められている共同墓地を訪れる伏。
阿川家の墓の所へつくと、その前に一人の少女が立っていた。
彼女は圭と名乗り、死んだ阿川の姉だと言う。
その出会いをきっかけに交流を始めた2人は、徐々にその関係を深めていく。
だがそれは室戸と、彼の下で働く辺見が企てた罠だった。
やがて事態は、特機隊が警視庁公安部と、
その背後にある首都警公安部と銃火を交える警察の「内戦」へと発展していく。






押井守が築きあげた世界観。
派手さはないが温かみと儚さを併せ持つ、
哀愁漂う良作です。





Production I.Gが制作した長編アニメでは最後のセルアニメだそうです。
作画監督は忍空やNARUTOでも有名な西尾鉄也。
視聴したのはブルーレイ版。
人狼のブルーレイはレンタルでも取り扱ってると思うので
まずはレンタルで一回観てみて気にいったら購入するというのもありかもしれないね。

この作品は約100分ほどと尺でいえば結構な長編ですが
一つ一つのシーンを丁寧にじっくり描写してるので情報量としてはとても少なく、
物語としてはギュッと詰められてます。

人はどこまで非情になりきれるのか…
共存することの難しさを地味なんだけど丁寧に仕上げた本作は良作だと思います。

首都警の戦闘部隊【特機】の存在、そして都市伝説ともいえる影の秘密部隊【人狼】
政府内での内部抗争、騙し騙され殺しあう…
地味なんだけど見応えのあるお話でした。

主人公は伏一貴という大柄な男性で特機隊に所属しています。
射撃、格闘技など様々な分野で抜群の技量を持つ彼ですが情緒面に難あり。
通称「赤ずきん」と称されるグループの構成員、阿川七生を目の前にし撃つことができず、
追い詰められた彼女に自爆を許してしまう…その事が彼にとって深い傷として残ることになるのです。
その時の失態で査問にかけられ彼は訓練校での再訓練を命じられます。
実践さながらの訓練で見事な動きを見せながらもやはり撃つことのできない伏一貴ですが
しょせん獣はどこまでいっても獣でしかない…作中でそう言われたような気がします。
伏一貴は「どうして撃たなかった?」と問われ「自分は撃つつもりだった」と答えています。
じゃあなぜ撃たなかったのか?そして撃つつもりだった少女の死になぜそこまで傷つくのか…

彼はもしかしたら生粋の獣なのかもしれません…
撃たなかったのは情などという感情ではなく追い詰められてる彼女を目の前にして気分が高揚…
そんな彼女の絶望に照らされる表情をもう少しだけ見つめていたいと思っていたのかも。
彼女の自爆で彼が傷ついてるように見えるのも、
実は彼自身の手で殺せなかったことによる悔いなのかもしれません。

伏一貴という男は血を求め肉を喰らう人の皮をかぶった「狼」なのです。

そしてこの作品のヒロイン的ポジションにいるのが雨宮圭という少女。
伏一貴とは自爆した阿川七生の墓前で知り合うことになる七生の姉…
というのは嘘っぱちで本当は七生と同じく「赤ずきん」の構成員。
公安に捕まったことにより政府の駒として内部抗争に利用されます。
伏一貴との接触もすべては仕組まれたことだったのです。
「赤ずきん」として活動してきた彼女の本質はいったいどこにあるのでしょうか…
駒としてしか機能してなかったはずの彼女が伏一貴という男と出会い、
共に時間を過ごすことにより駒としてではない雨宮圭としての生き方を想像してしまう。
しかし彼女はしょせん「赤ずきん」
決められた物語に沿ってしか生きることのできない登場人物にすぎないんだよね…

そんな感じで伏一貴を騙し接触した雨宮圭でしたが実は最初から泳がされていたんですな。
伏一貴は査問にかけられたときから常に監視されていました…

誰に?
【人狼】に。

なぜ?
彼も【人狼】だからです。

都市伝説などではなく人狼はちゃんと存在していました。
伏一貴は特機の隊員であると同時に人狼の隊員でもあったのです。
伏一貴は獣です…間違いなく人の皮をかぶった「狼」なんです。
雨宮圭の正体に気がついていながら丸々太るまで泳がせていました。
なぜならそのほうがお腹いっぱいになりますから…
現に作戦が成功したと思い込み「餌」たちが大量に誘き出されてきました。
あとは「人」の皮をかぶった「狼」が美味しくいただくだけです…

そして最後のメインディッシュは「赤ずきん」
伏一貴は彼女を食すとき悲愴にも似たような表情でしたが
私にはずっとお預けをくらってたご馳走を
ようやく食べれたときに見せる嬉々とした表情にもとれましたね。
そして彼女もまた彼に食べられることを望んでいたかのような、そんな気さえしてしまいます。
彼は食べることで愛を伝え彼女もまた食べられることで愛を受け取ったのかもしれません…

「赤ずきん」が「狼」を前にして生きのびられるなんて童話のなかだけでのお話。
そういった童話にはないリアルさが作中に散りばめられており、
押井守が持つ世界観というのを知らしめてくれました。

『ROTKÄPPCHEN』
むかし、一人の女の子がいて母親に七年も会っていませんでした。
女の子は鉄の服を着せられて、たえずこう言い聞かせられていました。
「服が擦り切れたらきっと母さんに会いにいけるよ」
女の子は必死に服を壁に擦りつけてやぶこうとしました。
とうとう服がやぶけミルクとパン、
それにチーズとバターを少しもらって母親の元へ帰ることになった女の子は、
森の中で狼に出会い「何を持ってるのか?」と聞かれました。
「ミルクとパン、それにチーズとバターを少し」と答えると、
狼は「わけてくれないか?」と言い「母さんへのお土産が減るから」と女の子は断りました。
狼はピンの道と針の道のうち「どちらから行くのか?」と聞き、
女の子が「ピンの道を行く」と答えると自分は針の道を急ぎ女の子の母親を食べてしまいました。
やがて女の子は家につきました「母さん開けて」「戸を押してごらん、鍵はかかっていないよ」
狼はそう答えました。
それでも戸が開かないので女の子は穴をくぐって家の中へ入りました。
「母さん、お腹がペコペコよ」「戸棚に肉があるからおあがり」
それは狼が殺した母親の肉でした。
棚の上に大きな猫がきてこう言いました「お前が食べてるのは母さんの肉だよ」
「母さん、棚の上に猫がいて私が母さんの肉を食べてる、そう言ってるわ」
「嘘にきまってるさ、そんな猫には木靴を投げてやるがいい」
肉を食べた女の子はのどが渇いてきました。
「母さん、私のどが渇いたわ」「鍋の中のぶどう酒をお飲み」
すると小鳥が飛んできて煙突にとまっていました。
「お前が飲んでるのは母さんの血だよ、母さんの血を飲んでるんだよ」
「母さん、煙突に小鳥がとまって私が母さんの血を飲んでる、そう言ってるわ」
「そんな鳥には頭巾を投げてやるがいい」
肉を食べぶどう酒を飲み終えた女の子は母親にむかって言いました。
「母さん、なんだかとっても眠くなったわ」「こっちへきて少しお休み」
女の子が着物を脱いで寝台に近づくと母さんは頭巾を顔のほうまでかぶって奇妙な格好をして寝ていました。
「母さん、なんて大きな耳をしてるの」「だからお前の言うことが聞こえるのさ」
「母さん、なんて大きな目をしてるの」「これでなけりゃお前がよく見えやしないからさ」
「母さん、なんて大きな爪なの」「これでなけりゃお前をうまくつかめやしないからさ」
「母さん、なんて大きな歯をしてるの」「………」

【そして狼は赤ずきんを食べた】










総評A82点




タイトル:人狼 JIN-ROH

【キャスト】
藤木義勝/武藤寿美/仙台エリ/木下浩之/廣田行生/吉田幸紘/堀部隆一/中川謙二/坂口芳貞
大木民夫/古本新之輔/松尾銀三/松山鷹志/長克巳/村井克行/尾形雅宏/沖田蒼樹/樫井笙人
浜田賢二/村井かずさ/小暮英麻/青木誠/新垣正明/etc






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千年女優 【感想】






【あらすじ】
芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、
自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって
取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、
それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、
カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、
立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。
そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。

「一番大切なものを開ける鍵…」

少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、
彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。






女優は女…
恋に恋焦がれさまよう…
女は女優…





パーフェクトブルーの今敏監督による第二作目。
伝説の女優、藤原千代子の半生をドキュメンタリー形式の回想で描いていく作品です。

彼女の取材を担当する源也&恭二、そして年をとり隠居していた千代子、
この三人を軸に物語りは進行していくのですが、
普通の回想とは違い現実世界で取材している源也&恭二も回想に介入していて、
まるで実際そこに存在しているかのような演出がなされています。
物語のほぼ全編が回想シーンといってもいいような構成で、
一定の節目までは現実世界のシーンには戻ってきません。

現実世界の人間が回想の登場人物として介入してるだけでも変わってるのに、
回想のほぼすべてが映画仕立てになっているのです、
正直、映画部分とそうでない部分の区別が私にはよくわかりませんでしたw
パーフェクトブルーを視聴された方はご存知だと思いますが
作中の撮影シーンでドラマ部分と現実がリンクしているかのような演出があったじゃないですか?
千年女優は8~9割そういったシーンで構成されるといっても過言じゃありません。
パーフェクトブルーの段階でちょっと混乱したと言っていた私ですからね…
この千年女優はちょっと難解すぎました。

映画仕立てで展開がめまぐるしく変化していくものだから非常に情報量が多く忙しい。
やっと今の流れに慣れてきたかと思ったら次の作品に突入してしまいますw
回想というよりはパラレルワールド。

物語そのものは難解に感じたのに序盤の段階でオチだけは予想できてしまった。
なので作品の印象としては伝えたいことはすごく簡単なことなのに
やけに遠まわしに伝えてくるんだなぁ、というものでした。
この作品はオチが予想できてしまうと面白さ半減かなぁ…

そもそも物語の根底にあるのが千代子の恋心なのです。
半生にわたり顔もおぼろげな一人の男との再会を夢見て千代子はさまよい続けます。
一人の男に会うための物語としては少々くどく感じてしまいオシャレすぎる印象。
序盤で千代子は女優になったのは男ともう一度会うためで実はどうでもよかったと語っていますが、
最後まで観ればそれが真実ではないことがわかります。
本当はその逆なんですよね、彼女は生まれながらの女優でどうでもよかったのは男のほうなのです。
顔もよく憶えていない男のために一心不乱に走り続ける自分に酔っていただけの彼女…
彼女にとっての恋心とは女優としての自分にささげる肥やしにすぎなかったのかもしれません。
障害が多いほど燃える恋とは言いますが彼女もそうだったのかな?
距離が縮まったと思ったらまた離れてしまう…そんな絶妙な距離感に
一人の女として、そして一人の女優として燃えてしまったのかもしれないね。

源也&恭二が回想世界に見事に介入してるのに対し、
僕のほうはそこまで介入しきれなかったのが悔やまれます。
まだまだ勉強不足ということでしょうか?
文芸作品のような小奇麗さなので手のつけどころが難しかったです。









総評B72点




タイトル:千年女優

【主題歌】
『ロタティオン』

【キャスト】
荘司美代子/小山茉美/折笠富美子/飯塚昭三/佐藤政道/小野坂昌也/津田匠子/鈴置洋孝/山寺宏一
津嘉山正種/片岡富枝/石森達幸/徳丸完/京田尚子/小形満/麻生智久/遊佐浩二/肥後誠/坂口候一
志村知幸/木村亜希子/サエキトモ/野島裕史/浅野るり/大中寛子/園部好徳/大黒優美子/etc






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涼宮ハルヒの消失 【感想】






【あらすじ】
冬休みを間近に控えた高校1年生の冬、
涼宮ハルヒ率いるSOS団はクリスマスに部室で鍋パーティを開くことを決定した。
気が早いハルヒは早速パーティの用意を始め、キョンたち団員もその準備に追われていたが、
事件が起こることもなく至って普通の学校生活を送っていた。

しかし12月18日の朝、いつもの通学路でキョンはクラスメイトの谷口に会い、
昨日まで元気だった彼が突然風邪を引いたことに驚く。
普段通りに谷口に話しかけるキョンだが、どこか会話が噛み合っていないことに違和感を持つ。

その後、本来ハルヒの席であるはずのキョンの後ろの席に座ったのは、長門に敗れて消滅し、
表向きは転校したことになっているはずのクラスメイト、朝倉涼子だった。

相談のためにキョンは古泉一樹の在籍する1年9組へと向かうが、
古泉はおろか9組そのものが存在していなかった。
朝比奈みくるは鶴屋さんと一緒にいたが、
2人とも、SOS団に関する記憶はさっぱり無くなっていてキョンのことも全く覚えていない。

茫然自失しつつ最後の砦としてキョンが向かったのは、SOS団が占拠していた文芸部室だった。
扉を開けたその部屋にいたのは、眼鏡を掛け、驚いた様子でキョンの姿を見つめる「普通の少女」
長門有希の姿だった。

一体、世界に何が起こったというのか?






SOS団の消失…
キョンから発せられるSOS!





ということでとうとう長編劇場アニメと化してしまった涼宮ハルヒ。
上映時間は三時間ちかくもあり本当に長編でした。
実は僕がハルヒを視聴したのはこの消失を観てみたかったからなんですよ。

今回はキョンが恐れていた事態がついに訪れてしまうのです…
そう、世界の改変ですな…
キョンをのぞいたまわりの人物、世界、その姿が様変わりしてしまってるのです。
キョンは突如知らない場所に放り出された子供のように右往左往と…

いなきゃいけない人たちがいない世界…
いちゃいけない人がいる世界…
キョンの頭の中はグッチャグチャですよ。

通常でしたらSOS団メンバーのお祭り騒ぎにより騒々しい展開が続いたりするのですが
この作品ではほぼ全編にわたりキョン視点によるシリアス展開が続きます。

TVアニメのほうはそこまで楽しめなかったのだけど
そのTVアニメを踏まえたうえでこの作品を観ると普通に面白いんですよ。
やっぱり事態が二転三転する構成というのは観ていて先が気になるしいいよね。

もっとも正直世界が改変された段階で誰がやったのか?理由は?
そういった核心まで先読みできてしまいました…
キョンが言ったように今回の騒動の真相はいたってベタなものに感じましたね。

今まではハルヒが一番の変人だと思ってましたが
一番の変人はキョンなのかもしれない。
そこにあるべき自分の日常が奪われたら世界を改変してでも迷わず取り戻すと明言しております。
ハルヒが無自覚のうちに騒動を巻き起こしてるのを考えると、
自覚してなお、自身の思いでそう言いきれるキョンの思考は
ある意味ハルヒ以上にぶっとんでるのだと思います。

そして今まで特に感じなかったけどこの作品では長門が可愛いのです。
改変後の世界での長門がとても可愛かった…
たぶんボクだったらあちら側の世界を選択していたかもしれない。
もとの世界よりかは幾分か静かそうだしねぇ。
そして心なしかハルヒも改変世界のほうが可愛かった、ロングだったからかな?

ハルヒの世界での問題ごとって大抵未来だの過去をいったりきたりするから展開が忙しい。
世界が改変されてすぐに改変者に修正プログラムを使ったら
世界は改変されてもすぐ戻った、が正解じゃないのかな?
何で改変されたままの世界が存在してるのだろうか…
それこそ改変世界というよりパラレルワールドだよね。

結局どこまでいってもキョンだけが常識人なわけで、
非常識を突破できるのもそんな常識人だけということですかね。
非常識にとっての非常識…それすなわち常識ってね!

約三時間という長編だったけど結構短く感じました。
本来アニメーションはこのくらいの尺を使ってちょうどいいのかもね。
EDテーマの優しい忘却は耳に残るいい曲だったと思います、
余計な音を一切使わない研ぎ澄まされた歌でした。









総評A80点




タイトル:涼宮ハルヒの消失

【主題歌】
OP 平野綾『冒険でしょでしょ?』
ED 茅原実里『優しい忘却』

【キャスト】
杉田智和/平野綾/茅原実里/後藤邑子/小野大輔/桑谷夏子/松岡由貴/白石稔/松元恵/あおきさやか
柳沢栄治/樋口智透/箭内仁/足立友/原田ひとみ/永田依子/高橋研二/相沢舞/浅利遼太/小幡記子
杉浦奈保子/タルタエリ/吉永拓斗/飯野茉優/etc






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涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ 【感想】






【あらすじ】
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。
美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。
しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。

ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、
キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。
キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、
メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。
さらに5月という中途半端な時期に転校してきた古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、
「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。

ところが団員として集まったキョン以外の3人は、それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者であり、
キョンはSOS団の結成と前後して、3人からそれぞれ正体を打ち明けられる。
彼らが言うには、ありふれた日常に退屈し非日常を渇望しているハルヒこそ、
彼らにとって解析不可能な超常現象を引き起こす原因となっている未知の存在なのだが、
ハルヒ本人にはその自覚がないのだといい、
彼らはそのことを彼女自身に悟られずに観察するため派遣されてきたのだという。
当初は半信半疑であったキョンも、間もなく実際に超常現象に巻き込まれて命の危険に晒されたことにより、
彼らの言葉を信じざるを得なくなる。

そしてキョンとSOS団の団員たちは、
非日常を待ち望んでいるハルヒ本人に事実を悟られないように注意しつつ、
ハルヒ自身が無自覚な発生源となっている超常現象を秘密裏に解決したり、
宇宙人や未来人や超能力者たちの勢力の思惑に振り回されたり、
ハルヒが気紛れで引き起こしたり持ち込んだりする日常的なトラブルに
付き合ったりする日々を過ごすことになる。






逆に問わせていただきたい…
スタッフは神にでもなったつもりですか?とね。





ということで今回は二期のみの感想です。
一期と一緒になった2009年版を視聴したことにより比較結果が顕著にあらわれてしまったという印象。
二期では一期ですっぽり抜け落ちていた間の話をちょこちょこ埋めていくんだけど
そこそこ面白かった話が笹の葉ラプソディくらいしかなかったというのは痛い…

思うんですがハルヒは長編と相性があまりよろしくないと思うの…
元々脈絡のない切欠でスタートする話だし、そういう話はあまりひっぱらず、
ダレないうちに終えておくほうがいいと思う。
実際ハルヒの溜息とか結構退屈でしたからね、
最後のほうはそれなりの展開がありましたがそれまではクソつまらない映画を延々と撮影し続けるという…
ハルヒもいつもに増して理不尽でしたし、というよりハルヒが今までで一番ひどかった回ですね。
嫌な神様です…

しかしそんなものはこのさいどうだっていいことなんですよ。
問題はエンドレスエイトです。
エンドレスエイトというループ回があったのですが8話使ってループしてました。
しかも見せ方だけちょこっと変えただけでほぼ同じシーン、というより同じ回を8話…
リアルタイムでこれを視聴するのは百歩ゆずってまだいいですよ、
DVDはまじで厳しい…連続して観続けるような話じゃないもんこれ。
最初の2話までは普通に楽しめるかと思います。
3話から極端に辛くなってきます…
しかしこの段階ではまだ微妙なセリフや構成の違いが気になるので苦肉の策。
1.5倍速の早口言葉状態で視聴、これは結構便利でしたw
4話になると微妙な違いとかどうでもよくなってるので普通に早送りです…
私は頑張っても3話までしか耐えられませんでした。
キョンの「何かがおかしい」という疑念から始まり、
「明日おこることは明日の俺が何とかする」というような諦めのセリフで幕を閉じます。
それが毎回ですよ?
何回疑念を持って何回あきらめてるんだよ!という話し…とても付き合いきれません。
エンドレスエイトから開放されるときも特に感動しないんですよね。
やっと終わるのか…というちょっとした放心状態でした。
しかもそこからハルヒの溜息に突入するし、
結構なコンボをお見舞いされちゃいましたなぁ…
ハルヒは単発モノでいいと思うのですよ、長編でやるほど中身のある話じゃないしダレます。

新作1クールで8話エンドレスエイトに費やしますかねぇ?
ハルヒの溜息も長編でしたし笹の葉ラプソディ、エンドレスエイト、ハルヒの溜息と
1クール分でたった3シナリオしかやってないんですよ。
かなり濃度は薄かったですな…
そりゃ一期と一緒にごまかしごまかし放送するしかないだろうなという印象。
これ原作ファンは普通に楽しめたりするのだろうか?
アニメしか知らない僕にはわかりません。

視聴後の率直な感想はエンドレスエイトはすごく眠かったなぁ、というものでした。




総評B70点




タイトル:涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱ

【主題歌】
OP 平野綾『Super Driver』
ED 平野綾/茅原実里/後藤邑子『止マレ!』

【キャスト】
杉田智和/平野綾/茅原実里/後藤邑子/小野大輔/松岡由貴/白石稔/松元恵/あおきさやか/etc






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涼宮ハルヒの憂鬱 【感想】






【あらすじ】
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

高校入学早々、この突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。
美少女なのだが、その性格・言動は変人そのものであり、クラスの中で孤立していた。
しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。

ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、
キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。
キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、
メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。
さらに5月という中途半端な時期に転校してきた古泉一樹(ハルヒ曰く「謎の転校生」)を加入させ、
「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。

ところが団員として集まったキョン以外の3人は、それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者であり、
キョンはSOS団の結成と前後して、3人からそれぞれ正体を打ち明けられる。
彼らが言うには、ありふれた日常に退屈し非日常を渇望しているハルヒこそ、
彼らにとって解析不可能な超常現象を引き起こす原因となっている未知の存在なのだが、
ハルヒ本人にはその自覚がないのだといい、
彼らはそのことを彼女自身に悟られずに観察するため派遣されてきたのだという。
当初は半信半疑であったキョンも、間もなく実際に超常現象に巻き込まれて命の危険に晒されたことにより、
彼らの言葉を信じざるを得なくなる。

そしてキョンとSOS団の団員たちは、
非日常を待ち望んでいるハルヒ本人に事実を悟られないように注意しつつ、
ハルヒ自身が無自覚な発生源となっている超常現象を秘密裏に解決したり、
宇宙人や未来人や超能力者たちの勢力の思惑に振り回されたり、
ハルヒが気紛れで引き起こしたり持ち込んだりする日常的なトラブルに
付き合ったりする日々を過ごすことになる。






理不尽な創造主の後始末をしてまわる
仕事人たちの奮闘を描いた作品。





ということで今更ながらハルヒなる作品を視聴してみましたよっと。
視聴したのは俗に言う2009年版という一期と二期がごっちゃになったやつです。
なので一期と二期をわけて評価するのはややこしいのですがここでは一期の評価のみ書いてみようかなと思います。

まず視聴し終わっての率直な感想がハルヒを許容でき、
キョンの語りメインの構成に耐えることができなければこの作品は合わないと思います。
私もキョンの語りはともかくハルヒの理不尽さには結構ギリギリなところがありましたね。
ハルヒは作中でもまだ確定してるわけじゃありませんが、
願ったことを現実にしてしまう世界の創造主たる神のごとき力が備わっているという疑念がもたれているのです。
しかも本人は無自覚…
この作品の要素としてハルヒのとんでも願望により実現してしまった事案を
キョンたちがあの手この手で処理していくというのがあるのですが
ハルヒのためにどこまで耐えられるかでしょうねw
個人的に私はハルヒのような理不尽で傲慢なヒロインが好きじゃないんですよ。
ハルヒは今生きてる世界がつまらないから無意識に自身が望む面白い世界につくりかえてしまうほどに
常に面白いことを探してるヒロインなのです。
しかしですよ、私から言わせてもらうと面白いほうがいいから面白いことを探してるなんて
そんな野暮なことをしてる人が一番つまらないと思う。
そういうのって自分から探すものなのかね、
面白いことが好きな人間が一番つまらないマネをしてるのが少し鼻につきました。
ハルヒほど強引で理不尽だと不思議ちゃんのレベルです。
言ってる事が理解不能…
まともに相手してあげてるキョンたちが逆に神様に思える。

物語の大部分がキョンのモノローグ気味の語りで構成されており最初は普通に視聴してましたが
不思議なことに後半になるとあきてくるんですよね。
一期はハルヒの憂鬱がピークに感じました。
それ以降は二期のあれも間に挟まり失速気味…
ハルヒの憂鬱ラストで発生した事件が一期では一番の山場だったので後は山を下っていくだけという印象でした。

バトルシーンはあまりないのですが少ないバトルシーンはなぜか結構な力がはいってましたw

ハルヒの力の発動原理はよくわかりませんでした。
キョンたちがハルヒのご機嫌を損ねないように野球で勝てるようにフォローしてたんですけど、
ハルヒが願えば普通に勝てるんじゃないの?という安直な疑問にして核心…
実際ハルヒが願ってキョンは4番に選出されたらしいしそこは最後まで面倒見てくれよ、というねw
ひょっとしたらハルヒはキョンの活躍を軸としたSOS団の結束で勝利したかったのかな…
どこまで理不尽なんですがこの創造主は…

この作品の魅力はキョンたちの日常を守るための奮闘と、
それとは逆に単なる日常を過ごしていく日々を描いてる双方の塩梅かな。
日常を淡々と描写していく感じの構成なので何も考えずに見ることができるのは楽でいいかも。
ただ個人的趣向でいえばそういった作品は若干物足りないんですけどね。

2006年版を視聴してたらもっと評価は落ちてたかもしれない。
2006年版は時系列を意図的に改変してるらしいんですよ、
前後に発生した出来事とか気になっちゃうし私には時系列順が性にあってたと思います。
私にとってはハルヒが許容できるか否かで評価が変わる、そんな作品でした。














総評B74点




タイトル:涼宮ハルヒの憂鬱

【主題歌】
OP 平野綾『冒険でしょでしょ?』
ED 平野綾/茅原実里/後藤邑子『ハレ晴レユカイ』

【キャスト】
杉田智和/平野綾/茅原実里/後藤邑子/小野大輔/桑谷夏子/松岡由貴/白石稔
松元恵/小伏伸之/白鳥由里/あおきさやか/井上和彦/森川智之/大前茜/大塚明夫/青野武/etc






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