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からくりの君 【感想】






【あらすじ】
時は乱世の戦国時代。とある地方の領主でありながら急速に力をつけた狩又貞義の実態を探るべく、
派遣された忍者の一団があった。ところが、任務の途中で事が露見してしまい、
狩又の誇る精鋭忍者部隊『死なずの忍』に追われる身となる。
程なくして、巨大な行李を背負った風変わりな娘、
文渡蘭菊が伝説の忍者『加当段蔵』の隠れ家を尋ねた折、
追手から唯一逃れおおせて一息付いていた下忍『睚弥三郎』が『加当は死んだ』と告げる。
直後、またもや死なずの忍に襲われ、ついに絶体絶命の窮地に陥った弥三郎を凶刃から救ったのは、
蘭菊の行李から伸び出た巨大な刀の切先。
次いで現れたのは、これまた巨大な鎧武者『太郎丸』だった・・・。






奇妙な縁に導かれ出会うは男と女。
誰がための復讐か…
姫と忍の人形活劇ここに開幕!





藤田和日郎の短編をOVA化した本作からくりの君。
私は藤田作品が好きでそこそこ読んでるつもりではいます。
有名どころでいうと「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」
そしてからくりの君が収録されている「短編集・夜の歌」も読みました。

からくりの君を読んだときに思ったのは「あれ?この話し知ってるぞ」というものでした。
そうなんです、僕は子供のときにアニメ版からくりの君をすでに観てたんですよ。
なので今回は超久々の視聴ということになります。
子供のころは藤田作品なんて知らなかったから何も考えずに観てましたが
藤田作品だということを意識する今だとまた違った楽しみ方ができて面白かったです。

物語の概要は人形づくりで名を馳せた家があったんですけど
その強力な人形の数々に目をつけた貞義という武将が一族を滅ぼし人形を奪ってしまいます。
その滅ぼされた家、唯一の生き残りである当主の娘、蘭菊。
彼女が手元に残った4体の人形と弥三郎という下忍を雇い成し遂げる復讐劇です。

からくりサーカスを読んだ後であらためて観てみると原点はからくりの君だと確信w
本作の蘭菊は両手両足で人形を操っていましたがからくりサーカスの勝は両手だけでしたね。
個人的には蘭菊のように両手両足で戦うスタイルのほうが斬新で好きです、
それにバランスがいいように感じるんですよ。
人形が強すぎるぶん操ってる人間はとても隙だらけというのが
手足を封じることでよく表現できてたんじゃないかな。
からくりサーカスの勝はぶっちゃけ強すぎましたねw
あと生足をさらすことで女性キャラの魅力をいかんなく発揮できる戦闘スタイルだと思いました。

これぞ藤田ワールドという感じで演出や起承転結、人間の黒い部分など濃密な要素が
約40分という短い時間ながらも緻密に練りこまれていて楽しかったです。
基本原作も持ってたりするとどうしても比較してしまい当たり前のように原作を支持しちゃうのですが
からくりの君の場合はどっちがどっちということもなく、
原作は原作で面白いですし、アニメはアニメで見応えのある作品です。

藤田作品といえばやはりキャラの眼力!
それはアニメでもうまく反映されていたんじゃないかな
からくりの君にも言えることで藤田作品は死んだ魚のような目をしてたかと思えば
急に力強くそして鋭い目つきをしたりします。
それが時に不気味だったりたくましかったりと目つきひとつで結構ちがうものです。
でも不気味さだったら原作のほうが上ですね、
藤田先生は不気味さを演出するためならとことんキャラを崩しますから
原作のほうがそこらへんの振幅があります。

まぁ藤田作品は過去からのそれこそ~百年前からの因縁とかが結構あったりすることが多いんですが
この作品に関しては短編だしそんなに考え込むようなお話でもないです。
人形を操る蘭菊と弥三郎の息のあった戦いに魅了されるだけでいいんです。
どうして傀儡ってこんなにカッコよく見えるんだろうねぇ。
手足で使役することでカッコよさも3割り増しくらいに感じますw

誰がための復讐なのか…
肉親のための弔い合戦かというとそうではありません。
彼女は当初、復讐というよりは自身の生皮が使われている人形の存在が
嫌だというような発言がありましたが実際は父のつくった人形を破壊することで
父に対する復讐をおこなっていたみたいです、これは蘭菊も気がつかないうちに
深層心理の奥深くに根付いてしまった負の感情なんでしょうね。
まぁそりゃ復讐もしたくなりますって、
上記で記述したように生き人形の動力は子供の生皮なのです。
人形に魅了された父は愛娘の生皮を剥ぐという凶行におよんだりと
かなりイッちゃった人みたいですね。
蘭菊はそんな父の人形を破壊することで悦楽に浸っていたのかな。

そんな不憫なお姫さんに雇われたこれまた不憫な忍が下忍の弥三郎です。
加当段蔵という有名な忍をたずねたところ弥三郎に出会い加当段蔵は死んだと聞かされます。
死んだ加当段蔵の代わりに雇われることになるのですが基本我が身が一番可愛いタイプなので
あまり乗り気じゃありませんが危なくなったらトンズラという条件のもと了承してました。
下忍のくせにやたらといい働きをする男ですね、
冒頭で上司たちが成す術もなく殺されたことを考えると大した男だと思います。

主な敵は二人、人形軍団を率いる忍び頭の男と悪の根源にしてすべての元凶である貞義です。
忍び頭もそこそこ強かったですが本気をだした弥三郎の前ではさすがに役者が違ったという印象でしょうか。
それもそのはず…何を隠そう我らが弥三郎こそ蘭菊が捜し求めていた加当段蔵その人だったのです。
まぁ最初の段階でそうだろうなと予想できる展開ではありますがやっぱこういう展開はいいよね!
中盤までは人形を操る蘭菊の独壇場でしたが弥三郎にもしっかり見せ場が用意されており
彼の助力なくして貞義を討ち取ることは不可能だったと思います。
貞義のことをすべての元凶なんて言っちゃったけど
よく考えたら元凶は人形をつくったお父さんだよね。

声優さんは矢島晶子さん、若本規夫さん、青野武さんなど豪華な配役になっており
どの人もキャラに合っていたかと思います。
矢島さんの女性キャラはやっぱりいいです、可愛いよ。
青野さんの味のある声に演技もよかった、もう聞けないと思うと声優業界にとっては痛い損失です。
若本さんは最近ではあまり馴染みのないちゃんとした若本さんですw
ところどころ若干言い回しが若本さんっぽくなっていますが
作品の舞台が戦国時代なのでいい感じになまってるように聞こえるし演技としてもありだと思いました。
声はちょっと太すぎる感じもしましたが慣れますし結果的には迫力ある声で正解だったのかな。
ただ個人的好みで言えばもうちょい声の太さをおさえた配役というのも見てみたかった気がします。
大塚芳忠さんあたりなんかハマりそうだね。

約40分と短いわりに面白いのでちょっと時間をつぶしたい人にはオススメです。
間違いなく暇つぶしにはなると思いますよ!









総評A80点




タイトル:からくりの君

【キャスト】
矢島晶子/若本規夫/中田浩二/麦人/青野武/etc






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