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穢翼のユースティア 【感想】






【あらすじ】
舞台は、世界崩壊の際に聖女の祈りで天空に浮いた都市 『ノーヴァス・アイテル』。
全ての民は敬虔な信徒であり、貴族や聖職者を中心とした富裕層に一般の民衆、そして “牢獄” と呼ばれる隔離された最下層には、娼館街とそれを取り巻くスラムという都市の澱が溜まっている。

今までにないシリアスな作風と世界観の中で描かれる物語は、“牢獄” に住む殺しを生業としていた主人公が、背中に羽が生える謎の病気・羽化病にかかった少女と出会うことにより始まる。
暗く閉ざされた世界で彼らはどのような生活を送り、そして何を成すのか。
すべては神の気まぐれなのか…それとも……






世界はどこまでいっても不条理で満ちている。
そんな不条理な世界で生きる
傲慢で身勝手な人物たちの物語…





オーガストから発売されたこの作品は、
あきらかに今までの同ブランド作品とは雰囲気が違っていました。
私もここの作品は何本か遊んでますが基本的にどれも萌え要素を多分にふくんだ作品だったと記憶しています。
しかしユースティアは違います、萌え要素がないこともないですが
全体のシナリオから漂う雰囲気を考慮すればまったく採算がとれてませんよ。
別に私は萌え要素を求めていたわけではなく、
それほどまでに今までのオーガスト作品とは異なるということです。

既存のファンは受け入れにくいかもしれませんが
今までのオーガスト作品が合わなかった私のようなものからすると
及第点と言えるくらいには楽しませてもらいました。

この作品にも一応の個別EDは用意されていますが基本的には一本道と言えましょう。
ティアという本筋のヒロインがおり、ティアのお話にたどりつく前に
ティア以外のヒロインの問題が発生します。
問題の解決後に問題の渦中にいたヒロインとEDをむかえるか、
それとも次のヒロインの問題に進むか、ようはそれの繰り返しです。
個別といっても特にこれといった事件はありませんよ、
上記でも書きましたようにそれぞれの問題は共通ルートとして用意されてるんです。
言ってしまえば本筋であるティアルートを目指せば必然的にどれも体験していくことになります。
つまり選択しだいでどのヒロインも共通ルートでの問題解決後、
ほんの少しの後日談をはさみそのままEDとなります
これは久々に感じてしまいましたね…個別いらなくね?と。
基本的に私はどんな作品にも一応の個別はあるべきだ!と豪語してるのであるにこしたことはないのですが
正直なくても全然困らなかったのも事実です…

それは内容的問題だけではなく、べっかんこう氏の絵があまり好みじゃないというのもあります。
ヒロインを描いたのは担当した絵師なのですから絵が好みじゃないということは
どのヒロインも魅力に感じないということです。
べっかんこう氏の絵は好みじゃないだけで嫌いというほどでもありません、
しかしそれでもヒロインに魅力を感じさせるほどじゃなかったかな。

私がこの作品で興味をもった女性キャラはフィオナ、システィナ、ガウ、メルトくらいでしょうか。
ちなみにこの中で攻略可能なのはフィオナのみです。
フィオナは悪くなかったのですがいかんせん一番最初に分岐してしまう哀れなヒロインでした。
なのでこっちの気持ちが昂ぶる前にサヨナラしてしまった感じです。
悲しいことですが序盤では作中でわからないことが多すぎて続きが気になってしまうんですよ、
なのでフィオナEDを選択するよりもそのままティアルートを直進したい気持ちにかられますw
それはどのヒロインの時も結構思っちゃいましたかね、フィオナの時は初EDだったので感じませんでしたが
やってれば気がつくと思います、この作品は個別EDが非常に薄いとね…
それに気がついてしまうと好きなキャラだろうがさしてEDをむかえたいとは思わなくなってきます。
私は順々にEDをむかえていきましたがね。

まぁ作品のつくりから考えると個別EDがあったことを賞賛するべきなのかな?
ないよりはあったほうがいいとは思いますし、やるやらないは個人の自由なのだから。
それに結構この作品は長いんですよ、個別までつくりこんだテキスト量なんて想像するのも怖いです。

最初はダルそうな印象を抱きつつも最終的には結構楽しませてもらいました。
物語が進むにつれ主人公の行動範囲が広がりあきない舞台を提供できたのは好印象です。
逆に言わせてもらうと終盤では失速気味に思えた…
RPGで行けるところに全て行ってしまったときの虚無感に似てるかもしれない。

作品の雰囲気は全体的にねっとりしてるので好き嫌いがハッキリわかれそうですね。
言い回しもところどころまわりくどいところがあるので気になる人は気になるかも。
私はそんなことよりもシスティナの皮肉のほうが気になりましたけどねw
ルキウスという貴族に仕えてるシスティナという女性は、
ルキウスが主人公であるカイムを評価してることもあり、
ことあるごとにカイムに皮肉をぶつけてきます。
最初はこういったキャラなのか、可愛いじゃないか…などと気にとめませんでしたが
さすがにしつこいでしょw結局出会ってから最後までずっと辛辣な言葉を浴びせ続けられてきた気がします。
こんなボクでも少しは傷ついたりもするんだよ?ちょっとは優しくしておくれよ…

次は物語の構成ですが序盤はフィオナからです。
相容れぬもの同士が協力して黒羽事件を捜査する。
フィオナのシナリオは物語のつかみとしてはそれなりの成果だったと思う。
そういえばこの時はラングというキャラが登場したよね。
もうずいぶん昔のことに感じるよ…

次にエリスだがエリス個人の問題はそれほど気にはならなかった。
というのも今回のことで実感したが私にヤンデレ属性はないねw
エリスのシナリオはエリス個人の闇を描写しつつも
対立組織との抗争をうまく絡めてきてバランスがとれてたように思える。
あながちエリスと無関係でもなかったし
ヤンデレ属性のない私は抗争展開が用意されててよかったと思いました。

次がコレット&ラヴィ。
特に戦闘シーンなどもありませんが伏線を回収するという意味では
物語が大きく動き始めるシナリオになってます。
コレット&ラヴィはこの時点では気になりませんでしたが
終盤では正直面倒に思えてきましたねw

次がリシアですが物語的にはここらへんがピークではなかっただろうか。
宿敵との対峙ということもあって色々な動きがあり面白かったです。
気になったのはガウとの決着シーンかな。
リシアルートではヴァリアス&カイムの二人がかりでなんとか倒したガウを
ティアルートでは相討ちではあるがヴァリアス一人で倒してみせた。
正直あのガウをヴァリアス一人で倒せるとは思えないの…

最後のティアルートは今までの清算も兼ねたルートなんだけど
今まで協力関係にあったルキウスが豹変した感じがして違和感がある。
そりゃここまでプレイしてきた勘のいい皆様方なら
ルキウスがただの良い人で終わるはずないと見抜けていらっしゃったことでしょう。
にしても豹変しすぎだよ…豹変というよりは化けの皮がはがれたということなんだろうが
無理やり悪人をつくりだしてしまった印象は拭えないね…
ルキウスと対峙させるにしても少々雑だったと思う。
長い尺を使って土台作りをやってきたんだから最後まで慎重にやってほしかったが
残念ながら終盤ルートの粗さは少々気になりました。
結局ルキウスは何から何まで知っていたということだし最後の最後で大悪党になってしまったよ。
ルキウス本人に悪意がないのは明白だが自覚のない悪意は間違った正義として断罪の剣を振りかざすわけで
振り下ろされたほうはたまったもんじゃありません。
結局ルキウスの言う正しい選択という意味がよくわかりませんでした。
ルキウスにとって何が正しいということなんだろう。

ルキウスで気になったことがもうひとつあります。
自分でティアの中の魔性を覚醒させてしまったくせに
そのあとすぐに「人間以外にこの世界を滅ぼさせないでくれ」というような戯言をカイムに言って絶命します。
正直こいついったい何言ってやがるんでしょうか?くらいは思いましたってw
お前は優しい…だからいつも失敗する!というなことを言い見事な悪党ぶりだったのに意味がわからない。
ティアの攻撃から主人公をかばって下敷きになったりしてるし…
ルキウスの行動って一貫してるようで一貫してないんですよ。

結局何も決められないのはルキウス自身だったのかな。
最後まで迷いがあったからこそ狂信者に身を投じることで発破をかけてたように思えた。
システィナを死地に行かせたのだって後戻りできない理由がほしかったんじゃないかなぁ。

ルキウスに限らずこの世界の住人は皆何かしらに縋って生きている人たちばかりです。
身勝手で傲慢で己のことしか考えてないようなそんな人たちばかりなんですよ。
カイムもジークも牢獄の悲惨さを訴えながらも牢獄の暮らしを捨てられませんでした。
ルキウスが貴族としての生き方に充実感を得てしまったように
カイムとジークも牢獄での生き方に充実感をおぼえてしまったのではないだろうか…
なぜなら牢獄だからこそ自分たちに縋ってくるものたちがいる…本能的に彼らがそれに気づいてたとしたら…
自分よりも下の人間と接することで心の安寧を得ていたのかもしれません。
「こんなにも不条理な世界で自分よりも不条理な運命を強いられてるものがいる」とね。

最後になりましたがメルトの件は冷静に考えると悲しさに満ち溢れてます。
ある意味彼女が唯一の健常者だったように思える。
「どんなに世界が不条理で満ちていようとも生きることができるならそうするべきだ」
虚無の死ほど不条理なものはないのだから…









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タイトル:穢翼のユースティア
ブランド:AUGUST
ジャンル:ADV

シナリオ:榊原拓/内田ヒロユキ/安西秀明
原画:べっかんこう

メディア:DVD-ROM
対応機種:WindowsXP/Vista/7

発売日:2011年4月28日
価格:9240円(税込)

【キャスト】
篠宮聖美/橘桜/森保しほ/遠野そよぎ/海老原柚葉/大石恵三/風華/波奈束風景/藍きっか/桐谷華
海原エレナ/雪都さお梨/赤白杏奈/睦月勇人/一条和矢/杉崎和哉/上別府仁資/片岡大二郎/沖野靖広
四季路/紀之/長浜壱番/etc






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