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ラーゼフォン 【感想】






王道を貫けなかったSF純愛ラブストーリーのなり損ね。
希少な食材を手に入れても調理に失敗したんじゃ意味がない。





ガンダムやマクロスにパトレイバーなど数々のメカニックデザインを手掛けてきた出渕裕原作&監督のロボットアニメです。
ブルーレイを買って10年ぶりくらいに視聴しました。
ディスク枚数は本編4枚&劇場版1枚です、1枚に7話収録されてるディスクがあったり観やすかったです。
画質も綺麗でしたね、もう少し粗いままかと思ってました。
ちなみに主人公の声は下野紘さんでラーゼフォンがTVアニメデビュー作品らしいです。
いまと比べると演技は拙いですがデビュー作品にしては上手だと思います。

しかしまぁ10年前に観たときも意味不明でしたが再度観なおしてみても相変わらず意味不明ですな。

主人公は神名綾人という17歳の少年で彼は東京で平穏に暮らしていたんですが
突如として始まった防衛軍と謎の侵略者との戦闘に巻き込まれてしまうのです。
そして侵略者側の工作員、紫東遥と出会い身柄を拘束されるというのが序盤の流れです。

遥は最初から綾人の身柄確保が目的で潜り込んでたんですが綾人はもちろん
我々視聴者も何が何だかわからない状況です、そういった謎が徐々に明らかになっていく構成になっています。
遥とは別に綾人の身柄を拘束しようとしてた男たちがいるんですが
綾人からしてみればどちらを信じればいいかわからない…
ただ言えることは彼らの血は「青かった」ということだけ。
なぜ血が青かったのか?綾人の知らない真実を教えてあげるという遥。

この作品を語るうえで欠かせないのが複雑な世界観なんです。
綾人は授業で東京以外の世界は滅んでしまったと教わりましたが実はそうではなかった、
東京だけ世界から隔離されてたんです、ムーリアンという種族?なのかよくわからないやつらが支配してるのが東京。
ムーリアン組織の親玉が綾人の母親、そこで何も知らずに暮らしていたのが綾人という感じです。
つまり侵略者だと思ってたやつらが世界的には実は正義の味方で自分たちのほうが悪者だったという話。
綾人の暮らしていた東京は外の世界では東京ジュピターと呼ばれムーリアンの巣窟とされてるのですが
実際は綾人やその友達も平穏に暮らしてるし外の世界で思われてるような場所でもないのですが
それは虚構で記憶をいじったり精神支配の類で都合よくまとめてたみたいです。

まぁ綾人からしたらそんな言を急に説明されても受け入れられないだろうし、
序盤は東京ジュピターから外の世界へ投げ出され困惑しつつも徐々に馴染んでいく姿が描写されてます。
東京ジュピターは卵の殻を想像してもらうのが一番わかりやすいかな、殻の中が東京で
その殻をやぶった先が外の世界です。
しかもただの殻じゃないらしく殻の中と外では時間の流れる早さが違うのです。
東京ジュピターと外の世界の間には次元の壁があるらしく偶然出れたからといって簡単に戻れるものじゃない。
中と外では12年のズレがあるという衝撃設定。
東京ジュピターが12年遅いのです、綾人からしてみれば外の世界は12年後の世界なわけだね。

まぁそんな感じの複雑な設定でSFラブストーリーをやったのがこのラーゼフォンという作品なんです。
じゃあどこらへんがラブストーリーなのか?いまからこの作品の根幹に関わる部分をネタバレします。

この作品は綾人(17歳)と遥(29歳)のラブストーリーです。
年齢差は12歳…もうお分かりかと思いますがこの二人はかつての恋人同士で
世界が東京とそれ以外にわかれてしまったときに綾人は殻の中、遥は殻の外にわかれてしまうのです。
時間の流れが違うので殻の中では三年、殻の外では12年経過し、このような状況になりました。
綾人は記憶をいじられ遥のことを忘れてしまいますが12年たっても忘れられない遥…
そんな遥の純粋な想いをフィーチャーしたSF純愛ラブストーリーです。

ラブストーリーの設定としては素直に面白いと思いました。
そもそもヒロインが12歳年上というだけで斬新です。
需要がないのかわかりませんがヒロインは大抵主人公と同い年か年の近い場合がほとんどです。
私は常々もっと年齢の高いヒロインの作品が増えればいいと思ってました、
最低でも8歳くらい離れててもいいんじゃないかな…

ロボットアニメでもラブストーリーを扱った作品は多数あるけどラーゼフォンほどロマンチックな設定はないと思います。
離れ離れになったことで生じた12年という空白…それでも一途に綾人を想う遥…
すごく綺麗な設定だと思います、
この設定をうまく調理すればロボットSFラブストーリー作品の唯一無二の存在となれたことでしょう。

しかし残念ながら調理は失敗したと言わざるを得ません。
ここまでラブストーリーをメインに据えるお膳立てがありながらもスタッフはそれを潰しました。
上記の設定だけで王道を貫けばよかったものをさらに複雑な設定を付け加え続け、
気がつけばラブストーリーがメインなのかロボットがメインなのか歌がメインなのか世界観が広がりすぎて
収拾がつかなくなってしまいました、もう複雑になりすぎて考察が必要なレベルです。

遥や外の世界の人たちと親しくなり馴染んできてた綾人が終盤に近づくにつれ情緒不安定になり、
最終的には神様みたいになって味方を殺し世界を新しく創造して終わるという超展開でした。
その世界で綾人は遥と結婚してて朝比奈のことで綾人に執着してた鳥飼も新世界では朝比奈と結婚してて
久遠は綾人と遥の子供になってるし綾人の顔はイツキの面影があり声は完全にイツキになってるし、
なんていうか誰も悲しまないご都合主義世界につくりかえました的な終わり方。
せっかくの純愛ラブストーリー食材が終わってみれば無残にも食い散らかされてたという悲しいあつかい。

王道にやれば心に残る作品になりえたのに新しい事をやろうとして失敗してます。
たしかに新しい挑戦というのは必要なことですが
そもそもロボットSFで純粋なラブストーリーをやること自体がすでに新しいというのにそれ以上に何を望むというのか?
私はロボット系でしっかり設定が練り込まれた純愛ラブストーリー作品をあげろと言われても思いつきませんよ。
「ほしのこえ」や「アクエリオン」などもありますが代名詞とよべるほどではなかったです。
どちらかというとアクエリオンに似てますね、作風は全然違いますよ。
ラブストーリーとしての設定は面白いのに意味不明なことやって、
ラブストーリー以外の要素が際立ってしまったという意味です。
作風で言えばファフナー+エヴァンゲリオンという印象。
最後の超展開はエヴァを思い出しましたし滅んだと聞かされてたはずの世界なんてまさにファフナーそのものです。

一部のキャラクターの言動が意味不明すぎてこの作品の背景が見えてきません。
まるでポエムのような言葉で会話されてもムーディー勝山ばりに右から左へ受け流してしまいます。
会話をしてるキャラクター同士はそれで会話が成立してしまってるので観てる側は置いてきぼり。
ある意味ファフナー以上にキャラクターの行動理念が把握しにくく意味不明でした。
言ってることの意味がよくわからないから結局なにがしたくて戦ってるのよ?みたいな。

最終的に殺し合いをはじめちゃうキャラクターたちもいるし綾人に彼氏を殺された女性キャラクターが
死ね!を連呼しながら綾人を銃で撃つし、でも綾人は人間やめちゃったから死なないし。
そんなドロドロで醜い世界を綾人がみんな幸せな都合のいい世界につくりかえるという気持ち悪い終わり方には
SF純愛ラブストーリーの名残程度しか感じられず、むしろ物語のオチでものすごい大きな不純物を放り込んできたなと(笑)
純愛に不純物をぶつけて面白くなる場合もあるとは思うがぶつける物を間違えてるよ。
綺麗な設定をオチで汚したのは勿体なかった、
個人的に純愛は過程は汚くてもいいけど結末は綺麗じゃないとダメだと思ってます。
なので結末が汚れてるラーゼフォンは純愛ラブストーリーのなり損ねという評価をさせてもらいました。

とまぁボロクソに書いてはいますがつまらなくはないです、惜しい作品だったんですよね。
意味不明な部分はありますがファフナー同様それでも楽しめる要素は十分ありますし、
オチさえしっかりしてればなぁ、という作品でした。
ヒロインが大人の女性というのはいいね、エヴァでいったらミサトさんがヒロインのようなものです。

そういえばPS2のゲームもってたなぁ…遥以外のヒロインも攻略できるギャルゲー要素もあるやつ。
世界を創造するという設定はゲームという自由度のある娯楽作品とは相性が良かったかも。

んー、要約すると離陸に成功して着地に失敗した作品といったところですかね。




総評B+78点




タイトル:ラーゼフォン

【キャスト】
下野紘/久川綾/坂本真綾/桑島法子/川澄綾子/宮本充/折笠富美子/宮田幸季/田坂秀樹/原沢勝広/田中敦子
中田譲治/内海賢二/杉本ゆう/荒木香恵/松本大/ふみおき/かかずゆみ/野島裕史/橋本一子/大塚芳忠/浅川悠
関俊彦/兵藤まこ/家弓家正/大塚周夫/etc






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