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絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク 【感想】






ロボットと海賊を組み合わせたSF海洋ロマン活劇!
活気盛んな海賊たちの奮闘を
あまり重たくならないよう楽しげに描いた作品です。





TVゲーム原作のアニメ作品ですがゲーム原作にしてはシナリオにまとまりがあり、
展開も王道でいい意味でクセの強くない作品に仕上がってるよう感じました。
実は原作ゲームも持ってたんですがほとんど憶えてないですね。
たしかガンパレードマーチのようなゲームだった気がしますけど。

海賊といったらやはり思い浮かべるのは船に海上での戦闘だと思いますがこの作品は違います。
潜水艦に海中での戦闘がメインになります、というかほとんどそれです。
海賊にロボットという要素を加えることによって海中戦というのが実に華やかなものになってました。
この作品にはラウンド・バックラー通称RBという人型兵器が存在し、それに搭乗する者をRBダイバーといいます。
船同士のバトルにRBが加わるだけで戦いにメリハリが生まれ単純に面白みが増しました。

物語はダウンタウンでバイトをしながら貧困生活を強いられていた主人公のグラムが
成り行きで海賊「夜明けの船」の一員となり気のいい仲間たちとの海賊生活を通じて、
自分の『夢』を叶えていくお話。

グラムが活発でどこか飄々としてるので海賊仲間と打ち解けるのも早く距離感が一気になくなるのが良かったですね。
これ主人公の性質によっては変にギクシャクした関係を見せられることになってただろうし、
別にそういう展開が悪くないわけじゃないけど、
この作品の魅力は海賊仲間との和気藹々としたコミュニケーションにあると思うので
グラムの親しみやすい性格は作品と相性バッチリでした。

グラムはダウンタウン育ちだけあってお金の大切さをよく理解しており、
夜明けの船の一員に誘われた時もバイト感覚で「しばらく稼がせてもらう」など
海賊相手に最初から対等にやりあう度胸のある人物でもあります。

エリザベス「とりあえず急ぎの用がある。手伝う気はあるかい?」

グラム「金はいくら出す?(ニヤ」

地獄の沙汰も金次第。金の亡者のようなキャラではなくしっかり者という印象。
大金がほしいわけではなく生活するためにお金が必要不可欠ということでしょう。

エリザベス「今日の報酬を渡すよ、後で船長室においで。」

グラム「今回はいらない」

エリザベス「どうしてさ?」

グラム「今日の事態の切欠をつくったのは俺だから」

このように自分が原因でおこった事態に関してはタダ働きでも文句はないようです。
なかなか気持ちのいい主人公ですね。

序盤は特にこれといった目的もなく海賊らしく自由気ままなシナリオ展開が続きますが
7話くらいからグラムの身につけてたペンダントが宝のありかを示すカギであるということが判明し、
海賊にとって厄介な地球軍に所属するヒロインのベスや
一匹狼の海賊でグラムを執拗に狙うキュベルネスなどを交え物語はお宝争奪戦へと向かっていきます。

ヒロインのベスはグラムの幼馴染ですが地球の富豪ローレン家に養子として迎えられ、
それ以来グラムとは会っていません。
地球軍に所属し「夜明けの船」討伐任務で久々に火星に帰ってきたと思ったら
グラムが海賊になっていてそれがしかも「夜明けの船」という…
ベスは海賊などに身を落としたグラムに対して一方的に執着心をあらわにし、
グラムならびに「夜明けの船」を捕まえることだけが彼女にとっての目的になります。
この作品で言うところのヒロインですが同時にライバルでもあるわけです。
そんなベスの感情とは裏腹にグラムは気ままに海賊やってるだけですから、
ベスとぶつかり合うような展開はないんですよね、グラムはいつも受け止めるだけです。
ベスは作中でも面白い動き方をするキャラクターで序盤は地球軍の人間として登場しますが
中盤ではグラムに執着するあまり地球軍に居場所がなくなり、
そんな彼女を拾ったのがなんと宿敵キュベルネス。
打倒グラムのために地球軍としてのプライドを捨て彼から海賊の流儀を教わるという面白い展開。
キュベルネスは宝のために、ベスはグラムを倒すために…
ヒロインと敵が手を組むって王道のようで実はそんなにないんですよね。
ベスは途中でキュベルネスと手を切るからいいけど完全にキュベルネスに染まってたら
悪女として叩かれてただろうね、そういうヒロインはたまにはいいけど
基本的に和気藹々としたこの作品でそういった負の要素はないほうがいい。
というか悪女ヒロインは富野作品だけでいいね(笑)

ベスのグラムへの執着心は敵意ではなく好意のあらわれなんですよね。
ある意味ヤンデレっぽい?
ベスの感情とは裏腹に暖簾に腕押しのグラムとのやり取りが面白い。

ベス「じゃあ私が地球にもらわれていくときどうして止めてくれなかったの?」

グラム「え…」

ベス「火星には二度と戻ってこられなかったかもしれないのよ」

グラム「地球で暮らせるなんて幸せなことじゃないか」

ベス「あんたと一緒じゃなきゃ意味なんてない!」

※中略

グラム「地球に行けば幸せになれる、そう思ったんだ」

ベス「だったらあんたも一緒に来ればよかったのよ!」

グラム「オレに火星は捨てられない」

ベス「あたしは捨ててもいいって言うの!?」

グラム「ベスは強い子じゃないか、ボンやシエはまだちっちゃかったし」

ベス「ローリーはもっとちっちゃかったわよ!」

グラム「ローリー?」

ベス「あんたがくれたタツノオトシゴ、夜店で買ってくれたじゃない…忘れたの?」

グラム「あれ、まだ生きてたのか?」

ベス「生きてるわよ!ずっと、ずっと…大事に育ててたんだから」

これは第20話のグラムとベスの決闘のシーンの抜粋ですが
完全にカップルの修羅場的会話をしてます、剣を振り回しながら何を話してるんだよ(笑)
キュベルネスのところにいたときは本気度が伝わってきましたが蓋を開けてみたらごらんのありさまだよ!
でも剣を本気で振り回してたし一応本気は本気だったのかな…ヤンデレ怖い。
まぁ無事に和解してめでたしめでたしですよ。

ベスのために海賊の流儀を教えてやったキュベルネスがなんか可哀想。
グラムとの決闘に向かおうとするベスに「行くな」なんて低いトーンで言ってたのに。
声が藤原啓治さんだから何言ってもカッコいいんだよね。
このセリフはどういう心情で言ったんだろうか…利用7割未練3割ってとこ?
一匹狼の海賊だから相棒の存在に心地よさをおぼえちゃったのかも。
まぁそこまでじゃなさそうだけどベスのことを気に入ってたのは間違いないと思う。
エノラがグラムのことをお兄ちゃんと呼ぶことから
キュベルネスもグラムのことをお兄ちゃんと呼ぶシーンがいくつかあり結構茶目っ気のあるキャラでした。

グラム、ベス、キュベルネス、夜明けの船に地球軍など
火星の宝や己が威信をめぐり繰り広げる物語は重苦しさではなくワクワク感を提供してくれます。
シリアスな展開でもお宝をめぐる海賊特有のワクワク感があるんですよね、
それはやはり個々のキャラクターたちの性質がシリアス展開を相殺し、
作品の雰囲気のバランスを取ってくれる清涼剤になってくれてるからだと思います。

ラストの展開はグラムが仲間のピンチを救うためキュベルネスを雇い入れるという予想通りの展開ですが
それによって紡ぎだされるグラム、ヤガミ、ベス、キュベルネスの「夜明けの船」救出シーンは
やはり王道ならこれだよなと王道の良さを再確認させてくれるものだったと思います。
上記の四人はついこの前までは別々の道を行ってましたし、
そんな彼らが共闘するというのは嬉しいものがあります。

エリザベス「なんでお前が…」

キュベルネス「お兄ちゃんにお駄賃をもらったのさ」

助太刀をお願いするんじゃなくて雇うというのがいいよね。
お金は大切と序盤から言っていたグラムの言葉がここにきて活きてきました。

これといった驚きのないシナリオですがまとまりはありラストも落ち着くところに落ち着いたという印象。
あえて指摘させてもらうとヤガミの「夜明けの船」脱退はあまり必要なかったように思える。
最終話で戻ってくるんだけど抜けたのが終盤のほうなので感慨深さがない、すぐ戻ってきた感じ。
抜けた後の行動とかもほとんど描かれてないので最終話への下地が出来てなかったように思えます。
やるんだったらもっと早くに抜けさせてヤガミの暗躍をもう少し描写しとくべきでしたね。

最後はグラムも「夜明けの船」を抜け、夢であった自分の船を手にし、
ベス、ボン、シエを乗せ「夜明けの船」の仲間たちに挨拶をし世界をめぐる旅に出るという希望あふれる終わり方。
最後に海賊をやめるというのがいいね。

フリーターが海賊を経て夢を叶える海洋ロマン活劇。
その様子はまさに絢爛舞踏豪華絢爛の華やかさです。




総評A80点




タイトル:絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク

【キャスト】
関智一/山野井仁/阪口大助/山崎たくみ/折笠富美子/村田秋乃/一城みゆ希/田村真紀/矢島晶子/堀江由衣
兵藤まこ/家中宏/梁田清之/中嶋聡彦/松本大/原沢勝広/田坂秀樹/高島雅羅/藤原啓治/桑島法子
玉川紗己子/etc






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[ 2015/04/15 19:29 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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